「それから」
どうも♂です。
今日から7月ですね。
さてさて、夏目漱石「それから」読みました。
↑カバーはおなじみ安野光雅さんですよ。
「三四郎」に続く三部作の二作目です。
三部作とは漱石がそういうつもりで書いたのでしょうか?それとも当時連載されていた新聞社などのプロモーション?さては後の評論家がそういう括りをしたのか?ま、三部作とどこでも書いてあるので読み手としても前作の「三四郎」を意識せずにはいられません。
で、どうでしょうか。確かに「三四郎」とのテーマによる共通性は見られますが、主人公は元より設定も大きく違いますね。雰囲気も「三四郎」の爽やかな青春を漂うわせるものと違い、全体に暗い重いものがあります。朝の晴天に対し、梅雨時のどんよりとした曇天のようです。
さて、三四郎の願いは叶えられることはなかったが、「そらから」の代助は願いを成就します。しかし、多大な犠牲を強いています。そして、、というところで物語は終わっています。タイトルの「それから」は「三四郎」から続くことを意味しているのではなく、むしろ三作目の「門」への継続性を表しているかのような結びです。さて、「門」はどうなる?
で、いつものように美術関連の記述ですが、今回はほとんどなかったですね。唯一でてきたのは応挙と仇英(きゅうえい)。代助の父の書画骨董の趣味を語るとこで一言でてくるのみですね。
美術館や作品そのものの登場はなかったですね。
美術はなかったですが、興味深い記述が後半にありました。
それは、代助がいよいよ父に縁談を断り三千代とのことを告白しようとしている心境を“Mountain Accidents”という登山の本から引用しているところです。この“Mountain〜”なる書籍は物語の中で語っているところによると、登山の事故を集めた内容のようです。
この明治後半頃といえば、欧州からもたらされた近代登山がようやく始まったと言われる時期です。この当時にしては相当マニアック(それは今でも変わらないが)な書籍を漱石はどうして手にしたのか??漱石への興味をさらに引き立てる一節でありました。
う〜ん、では(♂)
今日から7月ですね。
さてさて、夏目漱石「それから」読みました。
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「三四郎」に続く三部作の二作目です。
三部作とは漱石がそういうつもりで書いたのでしょうか?それとも当時連載されていた新聞社などのプロモーション?さては後の評論家がそういう括りをしたのか?ま、三部作とどこでも書いてあるので読み手としても前作の「三四郎」を意識せずにはいられません。
で、どうでしょうか。確かに「三四郎」とのテーマによる共通性は見られますが、主人公は元より設定も大きく違いますね。雰囲気も「三四郎」の爽やかな青春を漂うわせるものと違い、全体に暗い重いものがあります。朝の晴天に対し、梅雨時のどんよりとした曇天のようです。
さて、三四郎の願いは叶えられることはなかったが、「そらから」の代助は願いを成就します。しかし、多大な犠牲を強いています。そして、、というところで物語は終わっています。タイトルの「それから」は「三四郎」から続くことを意味しているのではなく、むしろ三作目の「門」への継続性を表しているかのような結びです。さて、「門」はどうなる?
で、いつものように美術関連の記述ですが、今回はほとんどなかったですね。唯一でてきたのは応挙と仇英(きゅうえい)。代助の父の書画骨董の趣味を語るとこで一言でてくるのみですね。
美術館や作品そのものの登場はなかったですね。
美術はなかったですが、興味深い記述が後半にありました。
それは、代助がいよいよ父に縁談を断り三千代とのことを告白しようとしている心境を“Mountain Accidents”という登山の本から引用しているところです。この“Mountain〜”なる書籍は物語の中で語っているところによると、登山の事故を集めた内容のようです。
この明治後半頃といえば、欧州からもたらされた近代登山がようやく始まったと言われる時期です。この当時にしては相当マニアック(それは今でも変わらないが)な書籍を漱石はどうして手にしたのか??漱石への興味をさらに引き立てる一節でありました。
う〜ん、では(♂)






